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『テュケーは赤いフチの眼鏡をかけて』

だから言ったじゃん 言葉通りじゃん 予想全部が的中じゃん
君は傷ついて 何も得なかった
もう間違わないで 奴は大した男じゃないんだから
僕は黙ったまま 堕ちていく君を止める勇気がない
きっかけは何だ そこで気付く術は本当にないの?
僕の女神様 盲目さ

その話は聞き飽きたんだ オチはすでに知っているよ
君が目をつぶる 僕は耳をふさぐ
勘違いしないで 僕は決してお人よしじゃないのさ
食事や遊びに 都合よく付き合わせないでおくれよ
見返りなしでは 不満も欲望も溜まっていくよ
僕の女神様 盲目さ

同じ原因と 同じ結果さ! NoNo!!
もう間違わないで 人を見る目は養わなくちゃダメ
君は女神じゃない 年老いていく普通の女の子
盲目のテュケー 誰彼かまわず愛をふりまくよ
あのさ女神様 プレゼントこれあげる 似合っているよ

 

 

『カラカラガラクタ』

型が奇形だから感じる 世界の生きづらさを
ガタが来てるから始めて 無駄なあがきと知る
だから 君と僕 凹凸 いびつに重ね合い
躰はカラカラガラクタ 打ち付け合えばよく響くよ

器は知性と理性 満たされている そういうことにしておいて

ざらついた皮膚は乾いて 異様にささくれ立ち
はりついた僕の欲望 黒いシミをつくる
たかだか馬鹿馬鹿しい 言動するだけで 本性を覆い隠し
はたから見たなら 同胞 腹中はどうだか

溢れた理性の滴 蒸発して 消えたらどこに行く

ヤバいんじゃないの? もう戻れなくなってんじゃん
甘いんじゃないの? 頭じゃ解ってるくせに

片側の肩の皮から ペロリと剥いたなら
殻だけが残ってしまう 虚ろな残響の残滓
頭の中も同じ 空論で満ちた空洞
ハナから裸が仇かな 肌からカサカサ乾いたカサブタ

かき混ぜる度に 波うちこぼれている ほとんど無くなって

少ないんじゃないの? これじゃ乾いてしまう
足りないんじゃないの? 躰じゃ解ってるくせに

微かに残った 透明に粘る
その滴こそが 君の本質だから
飲み干して

ヤバいんじゃないの? もう戻れなくなってんじゃん
甘いんじゃないの? 頭じゃ解ってるだろう

響かせよう からっぽ同士で
この広い からっぽの宇宙で

 

 

『きみは魔女』

遠い遠い記憶 あの日きみは 夜の闇へと消えていった
陽炎だけが残る まるでそれは 魔法みたいだね

揺れる街灯の光 にじんでいく
溶けて ただ混ざればいい
この想いさえも この出会いさえも
夜の熱が かき消してくれる

きみは本当はわるい魔法使い
あやしい言葉で近づく
あの日きみにかけられた呪いは今もまだ消えず

長い長い時間をかけきみは 僕に気付かれないように
「好き」と告げる言葉に織り交ぜて 魔法かけていった

やがて悪夢となって あらわれる
きみを探す夜明けに
頬に残る雫 誰の涙かな
きみは夢の中にしかいないのに

きみは本当はわるい魔法使い
なぜ悲しそうに笑うの
あの日きみにかけられた呪いは今もまだ消えず

いつかこの呪いが 解けてしまったら
きみを忘れてしまうのかな

あの日あの夏 僕はこの街でひとりの魔女と出会った
僕ら確かに心から愛し合っていた だけど

きみは本当はわるい魔法使い
泣きながら男を騙す
あの日きみにかけられた魔法を抱いてく ずっと

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